Snap-on マルチパーパスラチェット F734A
前回記事の続きです。
Snap-on 1992 ラチェットハンドル F723A / 1995 マルチパーパスラチェット F734A リペアキットRKRAF723
30年ほど前に購入したマルチパーパスラチェットF734Aですが最近出番が無いのでプッシュリリース仕様に改造してみようと思います。
方法は、ラチェットハンドルF723Aのギアがそのまま入るらしいが30ギアから20ギアになる。
ラチェットハンドルF723AにリペアキットRKRAF723を組んだら20ギアから30ギアになるのでF734Aでは、RKRAF723でギア交換しても30ギアのままプッシュリリース式になるのでは?
1995年頃スナップオンバンにて購入、当時永久保証付きだったのに現在は、平行物の流通が多くなってしまい正規購入品の永久保証は、無くなりました。(T_T)
安値で購入した平行物を日本のスナップオン・ツールズ株式会社に文句言って修理させるヤツが多く出てきたのが原因なのでしょう...知らんけど~。
時代の流れなので仕方ないですわ。
永久保証が無いのなら改造して見よう!と言う私の結論。
リペアキットRKRAF723
RKRAF723の中身は、こんな感じです。
仕事から帰宅したのでビール飲みながらゆっくり慎重に組み替えて遊びます。
まず、マルチパーパスラチェット F734Aを少し細いマイナスドライバーで2本のボルトを取ったらカバーが開きギアが外れます。
ギアは、簡単に取れましたのでリペアキットRKRAF723と比べてみます。
同じような形状ギアで頭だけプッシュリリースになっています。
切り替えレバーのカシメを2.5mmドリルで優しく外します。
私は、回転数の低い3.6V電動ドライバーを使いました。
次に赤色でSnap-onと書かれたキャップを表から叩いて外します。
ケースは、それほど汚れていないが古いグリスなどをパーツクリーナーで清掃。
30年近く経っているのにパーツクリーナーだけでコレだけ綺麗になりました。
まずバネ入れて
切り替えレバーとシャフトを取り付け
シャフトを万力で軽く外れないようにカシメます。(後で本格的にカシメます。)
RKRAF723付属のギアを入れて当たりを確認してグリスを塗りました。
蓋をして組み上げて
本格的にレバーをカシメます。
小さい万力だったので最終的にこうやてハンマーでどつきました。(笑)
Snap-on 1995 マルチパーパスラチェット F734A改
念願のプッシュリリース仕様になりました。
プッシュリリース機能が付いてゴム手袋にオイルやグリスが付いていてもソケット交換が可能です。
音を聞く為にカリカリしてみましたがやはりSnap-onの音です。
改造前より金属音が少なくなった感じですがグリスがたくさん入ったからだと思います。
今や安物ラチェットでも72ギアの時代ですが20ギア時代のSnap-onで育った私は、30ギアでも十分使えますしこの雰囲気は、なかなか無いですね。