PCを整理していたらカワセミのドアップ写真が出てきましたのでちょっと紹介します。
野鳥を撮っていたらいつかは、撮りたいカワセミ!
誰もがカワセミをファインダーいっぱい!ノートリミングのドアップで撮りたいと思うでしょう。
私もそんな1人でした。
NIKON D300 (26mm, f/5.6, 1/90 sec, ISO400)
2000mm超えのデジスコまで扱いましたがデジスコですとどうしてもクオリティーが欠けてしまいます。
中には、超高価なフィールドスコープでクッキリ撮っている方も居ます。
そして私には、一瞬で野鳥に向ける事が出来ずフィールドコープは、売却してNikon D500を購入しました。
D300からずっとデジタル一眼で撮っていたのでD500の方が感覚的に早くシャッターを押せます。
野鳥は、一瞬が勝負ですから。
さてこんな機材でカワセミをノートリミング撮れたかと言いますと...
NIKON D500 (700mm, f/8, 1/6400 sec, ISO3200)
NIKON D500 (700mm, f/8, 1/6400 sec, ISO3200)
ノートリミングでこんな感じです。
上の写真は、JPEG撮って出しをリサイズしただけです。
さてどんな仕様なのか?気になりますよね。
ここで野鳥を撮ってみようと思う方にわかりやすく説明します。
Nikonのデジタル一眼は、FXフォーマット(フルサイズとも言う)のFX機とDXフォーマット(APSC)のDX機が有ります。
フルサイズの方がCMOSセンサーが大きいから良いとか高級とか勘違いされている方が居ますが間違いです。
風景写真では、FX機が有利ですがDX機は、遠く小さい物を撮るのに有利なんです。
DX機は、FX機と比べてレンズ焦点距離が1.5倍になるので300mmの望遠レンズを付けると450mm相当となり
F値(明るさ)変わらず遠くを撮る事が出来ます。
逆にFX機で450mm相当で撮る場合、同じ300mm望遠レンズにテレコン1.5倍を入れないと450mm相当で撮れませんし
F値が上がってしまいます。
では、野鳥を撮る場合F値が上がるとどうなるのでしょう?
結論から言うとこまめに動く野鳥の被写体ブレにつながりますから羽がクッキリ撮れません。
F値が小さいとその分、SSに回せます。
SSに回せなかったらISO感度上げたら良いと思う方も出てくると思います。
しかし、上の理論は、ISO感度ノイズの限界(人それぞれ違うと思いますが)を設定しての話なのです。
実際、動き物に強いD4を数年前に購入しましたが野鳥撮りの場合は、D300の方が撮れました。
と言う事で私は、今でもDX機のNikon D500が野鳥撮りのメインカメラです。
次にレンズですがこれだけは、個人の予算と言う物が有りますから何とも言えません。
レンズに10万円しか出せないなら10万円のレンズで良いと思いますし100万円出せるのなら
100万円のレンズが良いと思います。
私は、前者の方でAF-S NIKKOR 200-500mm F5.6E ED VRにTC-14E(テレコン1.4倍)を装着しております。
では、上のカワセミは、何ミリ相当なのか計算しますと
レンズ焦点距離500mm×テレコン1.4倍×DXフォーマット1.5倍×DXクロップ1.3倍=1360mm相当となります。
1360mm相当となるとブレを押さえる工夫や、一発でファインダーにとらえる工夫などが必要となります。
そんなお話は、次で紹介しましょう。