本日も暑い関西地方です。
仕事場温度は、餡を炊いているせいで38度をキープ。
おまけに本日は、鮎(和菓子)を焼きました。
熱い一文字(お好み焼き屋さんみたいな銅の鉄板)の前で1時間ほど仕事します。 ←体感温度は40度越えています。

仕事が終わりやっと帰宅してお待ちかねで楽しみだったあれしましょう。
脇差しの錆身刃こぼれ有りを自分で研磨した刃身です。
良く切れるようになりましたが見るからにピカピカ刃紋って何?って言う感じでなんか寂しい。
そう!現代では、刃紋で日本刀の価値が変わるんです。 ←美術品ですから。
だからこの状態は、ただの刃物マニアにしか受けません
ここからの内容は、素人が素人なりに考えた方法なので絶対邪道です!
価値の有る日本刀は、プロに仕上げて貰う事をお勧めします。
昨日、電工ナイフで実験してブルーイング液(ガンブルー液)です。
塗ると黒錆が出来る代物。
本日は、原液8gに対して水を20gで薄めてみました。
そうそう油が付着していたら弾いてしまうのでパーツクリーナーと中性洗剤で念入りに油を落としました。
ティッシュに薄めたブルーイング液をしみこませて三度塗り。
私がNetをさんざん調べた結果、日本刀をブルーイングしている方は、今のところ居ません。
こんなアホな事を出来るのも錆身の激安刃身だからこそ。
何度も言いますが良い刃身をお持ちの方は、研ぎ師さんに出しましょう!


黒錆が出たら次に車塗装用液体コンパウンドで軽く磨きます。
でも...黒い刃身も格好いいような~!
わかりますか?刃紋?らしき物が出てきました。
このブルーイング液は、鉄の炭素量で反応が少し変わるらしい事を
鋼の入ったナイフを磨いている方の記事で知りました。
これが刃紋?残念ながら素人なので断言する事が出来ません。

もしかしたらコンパウンドで作った磨きムラかも?
まあ、それなりにピカピカ刃身からこうなったので良しとします。
刃身に有る巣と同じようなラインなので刃紋なのかも? ←刃紋と信じたい!
最後は、綺麗にブルーイング液とコンパウンドを洗い流して椿油を念入りに塗ります。
まあ、私が初めて所有した真剣ですが激安錆身を色々素人研磨や研ぎ、処理をしてこうなりました。
我が家の初めての骨董品(安いが)と言える家宝です。
前の持ち主さんが言われていたのが本当なら340年ほど前の江戸中期の代物。
この平成の世で錆身からこうなりました。
そうそう不思議な事にこの錆身脇差しを研いだり磨いたり居合い用の拵えを作ったりしている時は、
何かに取り付かれたように無心で一生懸命になれます。
仕事もこれだけ一生懸命になれたら今頃大金持ち!

さて明日も熱地獄の仕事で頑張りましょう。
最後に私の真似をして日本刀をダメにしても一切責任を取りません。
古い日本刀は、歴史価値の有る美術品なので次の世代に受け継がないと行けないを言う意見も有ります。
それでも自分で磨くのならよく考えて一生懸命勉強してチャレンジして下さい。

 

「日本刀 脇差のブルーイング処理...波紋かな?」に4件のフィードバックがあります

  1. SECRET: 0
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    パチパチパチ。

    刀身がきれいになりましたね。砥石に凝りはじめたりして?

  2. SECRET: 0
    PASS:
    dadadaさん>
    やはりピカピカすぎるのも行けませんね。
    次は、やっぱり太刀が欲しい。

  3. SECRET: 0
    PASS:
    プラドおじさん>
    砥石って天然は、手が出ません。(–;)
    だから邪道磨きです。

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